Optics + Lighting光学 + 照明

「見える」から「見る」へ
機材に“意思”を与える「光学 + 照明」

マシンビジョン(画像検査)が期待通りの成果を挙げられるか否かの7割は、ワークを正しく見ることにかかっています。カメラは時に、ワークに刻まれた、人間の目には見えないようなNG要因をとらえます。そんな機械の目を使うマシンビジョンで重要なのは、検査対象物の特性や検査条件を正しく理解し、最適な画像とは何かを明確にした上で、最適な機材や検査方法を選定することです。

マシンビジョンの「目」であるカメラはもちろん、対象物を文字通り照らし出す照明、得られた画像データを処理する画像ソフト、どの要素技術が欠けても最適な画像検査は実現できません。ANYは、それらの技術の知見に豊富な経験を加え、機材メーカーに縛られない自由な提案で最適なカメラを選択。さらに要となる照明分野では専門の研究機関と連携し、貴社のご要望・課題解決にフォーカスした「見る」画像検査装置を実現いたします。
ANYの光学設計

独自の技術ノウハウにより、撮像のクオリティーを大きく改善。
検査品質の均一化や、検査項目の多様化に貢献します。

画像検査の改善例①
特殊照明で立体形状の瑕疵を明確化

ワーク

ボンネット、メッキ部品、金属部品など
特殊照明を用いることで、3D形状のワーク表面に生じた微細な凹凸を明確に撮像。大きなRを持つ自動車用ボンネットやドアの表面、また強い光沢のあるメッキ部品や金属部品といった、通常の画像検査では瑕疵判断の難しいワークの検査精度を高めます。ディープラーニングと組み合わせることで、高精度化と省人化を両立することも可能です。
特殊照明により、光沢の強いワークでも高精度な検査を実現。
多方向から照明を当てることで、立体的な画像情報を取得。

画像検査の改善例②
検査対象に最適化した照明・撮像

ワーク

工業用ベアリング
ワーク表面の反射光により、打刻された文字の判別が困難。
光源の波長と位置を最適化し、検査対象を明確に撮影。